入社3年目で退職したいと思いました

入社3年目で退職したいと思いました

 

入社3年目で退職したいと思いました

 

 

入社3年目って社会人としては認められているけれども、
実際のところ社内では半人前扱いされたり、微妙な時期ですよね。

 

 

入社したばかりのころは、わからないことばかりで
とにかく仕事を覚えようと必死だったのではないでしょうか。

 

 

入社2年目には後輩も入社してきます。

 

 

会社にも慣れてきて仕事にも少しずつ自信がつき始めるのですが、
入社3年目となると、後輩も仕事を覚えてどんどん追いついてくるし、
不安になったりすることもあるでしょう。

 

 

私は織物会社に入社し、呉服部門のデザイナーとして配属されました。

 

 

美術大学を卒業し、自分のセンスには少なからず自信を持っていました。

 

 

ですが、配属された部署は有名美術大学出身の精鋭揃いで、
まさに日々才能と才能のぶつかり合いという感じでした。

 

 

入社したばかりのころは、私が考えたデザインも社内の先輩から見れば、
未熟だけれども新鮮に映ったようです。

 

 

そのおかげで自分の才能を信じることができて、
会社でも頑張れたのだと思います。

 

 

入社2年目の頃も、これから自分の才能が伸びていくと信じることができました。

 

 

しかし、3年目に入ると、後輩の追い上げが気になり始めたのです。

 

 

自分のデザインの採用件数がなかなか伸びず、焦るばかりの毎日でした。

 

 

後輩のデザインが多く採用されるとさらにその焦りは強くなるのですが、
それに反比例するようにデザインのアイデアは浮かばず、どんどん泥沼にはまっていくようでした。

 

 

考えるデザインはワンパターン化してくるし、
自分はもう会社には必要とされていないのではないかと思い始めていました。

 

体調を崩して初めて気付かされました

 

ある日体調を崩して一週間ほど会社を休んでしまいました。

 

 

休んでいる間は悶々として、
このまま退社してしまおうかと考えていたのです。

 

 

体調が戻り、とりあえず出社すると、部署の上司や先輩、同僚、後輩たちが
みんな集まってきてくれて、私の体を案じてくれたのです。

 

 

今まで私は自分は会社の中の駒の一つでしかないと思っていました。

 

 

ですが、部署の人たちは、私のことを一人の人間として尊重し、
ワンパターン化していたデザインも私の個性として認めていてくれたことがわかったのです。

 

 

改めて会社に身をおく覚悟をしてみると、
今まで気づかなかったことや見えなかったことが、
見えるようになったような気がしました。

 

 

デザインを作り出すためには悩んだり苦しんだりすることも必要です。

 

 

ワンパターンを続けているうちにそれが個性となり、
そこから展開して新しいデザインを生み出すことができると、
気づかせてもらった気がしたのです。

 

 

「石の上にも三年」といいますが、たった3年であきらめてしまわず、
ちょっと距離をおいて考え直してみることも大切ではないでしょうか。